池田小学校を視察して
先日、大阪にある大阪教育大学附属池田小学校に防災・安全対策特別委員会で視察に行きました。
※附属池田小学校事件とは2001年6月8日に起きた小学校無差別殺傷事件で、8人の児童が犠牲となりました。
配布された資料
毎月8日を「学校安全の日」として、避難訓練や施設の安全点検を実施しています。
教職員は年間5回の不審者対応訓練を行い監視カメラ、非常ボタン、警報ブザー、オートロックなどの防犯設備を設置しています。
上の表示は電子バッチシステムで登下校時にセンサーが反応しランプが点灯して保護者にメールで伝えます。
上がサーバーでどこで警報が鳴っているのか一目でわかるようになっています。
私が注目したのは「可視化」です。人の目でチェックすることが重要だと思いました。
そして一番、印象に残ったのは「設備に頼らない安全管理の推進」でした。
「子どもたちの安全を維持・推進するのは、防犯機器の存在ではなく、教職員や保護者・地域の人々の関心と実践である」とありました。やはり、最終的には機械ではなく「人」です。コスト削減を理由に人員削減をすすめることは安全対策にも支障がでます。しっかりと人員配置をすることが求められます。
小学校敷地内にある「碑」です。亡くなった子どもの数に合わせた8つのベルがあります。
亡くなった子どもは1年生と2年生。ちょうど私の娘と同じ年齢。思わず涙が。
ご冥福を祈ると共に絶対に繰り返さないためにもしっかりと取り組んでいきます。
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